脳が小さい生き物を騙して金をせしめる商売

　水族館に行ってジンベエザメをみてきた。体長がざっと10メートル近くあって禍々しい肌をしており、こんな生物に海で遭遇したら確実に死を意識するけど、どうも説明書きによると人を襲ったりはしないらしく、プランクトンを食べて日々のどかに暮らしているらしい。ヤクザが農業をしているみたいな感じ。誤解をまねく外見といえばそうだが、たとえば現実にもあいつは身体が大きいから凶暴、メガネを書けてるから成績優秀、胸が大きいからセックスが好き、みたいなあらゆる偏見があるし、見た目の印象をひきずるのはよくないことだと思った。海中で日々のどかに暮らしていたのにいろいろあって囚われて人間の見世物にされている、入場料などで経済を回しており立派である。入るだけで3000円ぐらいしたし、1000円ぐらいはジンベエの彼にあげてほしい。