少年よグロ画像を開け
一日じゅうボーッとしながら10年ぐらい前によく聴いてた音楽のPVをyoutubeで見たりしてた。Blink 182 のPVは全体的に悪ふざけっぽくて、年を経ておっさんになった今でも少し心を動かされる部分がある。
小人症の人がよく出てきて、PVだけじゃなくてライブとかで踊ってる映像もあって、活き活きとしてて素敵な感じだと思った。小人症の人、日本だと昔のミゼットプロレスみたいなのでしかメディアに出てるのみたことないし、実際に存在するのに存在しないっぽい扱いをされてる感じがする。
そういう謎の理由で世界から見えなくされてるものはたくさんあると思う。インターネット以前と以後で多少変わってはいると思うけど、結局それらが見えているのは自発的にその情報を求める人達ばかりで、たとえば重度の薬物中毒者は人間を喰らうことがある、喰らわれた人間は生きながら悲惨な姿になる、という現実について、笑っていいともの客席で朗らかにそうですねとか言ってる人たちが正しく認識しているかどうかは甚だ疑問ではある。
見えなくされているものがときどき見えるような仕組みとしてインターネットの存在は優秀だったけど、もはやそれもテクノロジの力によって徐々に失われつつある。多くの人がそれをいい傾向だと捉えているようだし、仕方がないのかもしれない。実名化とかで現実とのリンクが進んでいるようにも見えるけど、その本質からはどんどん遠ざかっていると思う。