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日記です

年末調整による会社組織へのロックイン

 確定申告した。書類を作って郵送するだけのわりと簡単な作業である。

 いまはサラリーマンなので、確定申告で発生する作業の殆どを年末調整に移譲することができる。しかし、わたしは突発的に無職になりたくなる発作を患っており、いつ症状が出るかわからないという懸案事項があって、いざ無職になった時に確定申告めんどくせーみたいな事態に陥ることが容易に想像できる。いつ無職になってもいいように、常日頃より準備しておくことが肝要である。

 年末調整、サラリーマンという身分への依存度を高めている側面があるのではないか。

 たとえば住宅ローン控除を年末調整に組み込む場合、ローンの残債を会社と共有する必要がある。端的に、借金の内容を他人と共有するのはあまり気持ちのいい話ではないというのがあるし、あいつはローンがたくさんあるから馬車馬のように働くであろう、みたいな先入観を与えているという疑いが発生してしまうのも健全でないと思う。

 普通に生活しているだけでも、実際に確定申告をすることで幾らか還付金を得られるケースも発生する。出産時の医療費控除なんかは好例だろう。

 めんどくさいというデメリットがあるけれど、俯瞰的にみて自分でやる癖をつけておいたほうが有利だという感覚がある。世間の皆さんも確定申告を自分でやる習慣をつけて、がんがん退職して無職になればいいと思いますね。