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日記です

花粉について

 花粉、いままであまりつらくなったことがなくて、でも周囲の方々は非常につらそうにしていることが多く、花粉症でない人は恵まれてるわね、わたしたちとは違うわね、なにこっち見てんのよ、キモイわね、殺すわよ、みたいな扱いをうけることが多い。花粉症コミュニティからハブられ孤独な日々を送っている。はたしてこれは恵まれてるといえるのだろうか。

 思うに、花粉が眼に見えない、というのがいけない。見えないからヤバさがまったく伝わってこない。花粉が飛びまくるさまを可視化するメガネみたいなやつが、2000円ぐらいで売ってればいいと思う。

 見えないもの、スピリチュアルな存在なのでは?という疑いが生まれてしまうことがあると思う。プラシーボ効果によって人類をどこまで欺けるかみたいな実験を国家ぐるみで行っていて、その一端としてうまれた架空の概念なのではないか、という陰謀論にすら発展する。

 そこまで親しくない人と、花粉すごいですね〜、みたいな話になったときに、どういう反応をするのが正解なのかわからない。そこまで親しくない貴様みたいなやつに訴えざるをえないほど花粉がつらい、という状況を端的に表している行動で、それに対して、全然つらくないんですよ〜、へっちゃらですよ〜、みたいな空気の読めない応答をすると社会的な評価が著しく下落する可能性がある。危険である。誰とも目を合わせず、会話をせずにひっそりと生きていく努力が必要となる。

 より良い社会生活を送るために、花粉のすごさを理解しないといけない。花粉が飛びまくるさまを可視化するメガネみたいなやつが、2000円ぐらいで売ってればいいと思う。買わないけど。