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日記です

今週のお題は「最近あった良いこと」です

 それにしても昨今のアニメやライトノベルというもの、幼なじみという存在がさもかわいい生物前提であるかのように描かれているが、一方で世界にはブスの幼なじみという多数派が潜伏しているという現実があり、このブスの幼なじみ(がいる or が私自身)層、いわゆるB1層の共感を取り込むことによって、クソ長いタイトルで可愛い子を出して主人公をモテまくらせておけばとりあえずそこそこ売れるみたいな現行の2次元商法に対して新たな切り口で挑戦できるのではないかと考えている。

 ひとえにブスと言っても、私がモテないのはどう考えても〜の黒木智子みたいな中途半端なブスではなくて、10人が見たら最低でも8人はブス判定を下す程度のルックスが必要である。とはいえ終始ブスだとつらいだけなので、角度によっては可愛く見えるとか、仕草が可愛く見えるとか、影のある雰囲気が気になるとか、そういう萌え要素を盛りこんでいく必要があるし、そもそもブスなのでなるべく不快な存在にならないようにしなくてはいけない。ブスというハンデを乗り越える強大な要素が必要、それはつまり優しさである。とにかく優しい。別け隔てなく優しい。車にはねられそうになったらかばってくれる優しさ。主人公の凍った手を自ら開腹して温める優しさ。ブスの良さは優しさである。優しくないブスは人類の絞りカスである。ブスの幼なじみに付きまとわれてうぜぇけど健気な仕草が可愛く見える時もあって俺の頭はおかしいのかもしれない。略してブサかわ、と、ここまで書いて既に花沢さんという存在で長谷川町子御大が挑戦していたジャンルだということに気づいた。