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日記です

陰毛顔射の日

 勤労感謝の日、働き出してから数年ぐらいの間は、感謝とか言ってるわりに家族などからアリガトウとか言われたことない、もはや休暇をつくるための口実、形骸化しておりふざけている、即刻幸福実現党より出馬し国政の場で訴えるほかない、などと憤ることしきりだったのだけども、いつからか感謝をしている主体は個人ではなく国家、つまり国家が労働者を休暇という手法でねぎらってくれているということに気づき、なるほどなあ、なんでもすぐつっかかるもんではないなあ、などと反省しつつ、朝からスーパー銭湯に浸かる、昼からビールを飲む、夕方には縁側で茶をすすりながら朱色の雲を眺める、などといった有意義な休暇を謳歌することができるようになった。年をとると見えてくることもある、なにごとも経験という話なのだろう。

 まあしかし、国家が感謝を表明すると休暇が得られるという寸法だと、無職は365日感謝されていることになるし、やはり働かずに生きていけるというステータスは偉大である。偉大な無職諸君、勤労感謝の日ぐらい働け。